中京競馬場 wikipedia|無料辞書
中京競馬場(ちゅうきょうけいばじょう)は、
愛知県豊明市[業務区域の一部は名古屋市緑区にまたがっている。最寄駅である中京競馬場前駅も名古屋市緑区に所在する。]にある
競馬場。
中央競馬では毎年3月、5月 - 6月、12月の3開催、24日間に渡ってレースを開催する。かつては
地方競馬(愛知県競馬組合主催の「公営中京けいば」)も開催していたが2002年以降休止しており、現在は場外発売所としてのみ使用している。
◆ コース概要
芝コース・
ダートコースともに中央競馬では唯一「平坦」「小回り」「左回り」の3条件が揃ったコースである。コーナーは半径が前半で大きく、後半で小さく取られている「
スパイラルカーブ」を採用。このため、「中京でしか勝てない」「中京は大の得意である」という馬が少なからず存在し、こういった馬たちは
中京巧者と呼ばれる。障害コースは第3コーナーから第1コーナーに向かう襷コースがあるほかは専用コースはなく、芝コースに仮設の竹柵を置いて(置き障害)レースを行う。一周距離は芝・ダートとも
福島競馬場と並び中央競馬の競馬場では最も短いが、ゴールまでの直線は
中山競馬場よりわずかに長い。3〜4コーナーにかけて緩やかな上り下りの坂があり、ゴール前200mからゴールまで緩やかな上り坂になっているがほぼ平坦。
競走馬は一般的に左回りの方がいいタイムが出ると言われていることと、平坦なコース特性もあって、速いタイムが出る条件は揃っているが、意外に速いタイムが出るようになったのはここ最近である。これは近年芝コースの路盤が固くなり、高速馬場になってきたためとされる。
:芝2000mでは、1998年に
サイレンススズカがコースレコードを10年ぶりに記録し、その後馬場の高速化が顕著になってからは
タップダンスシチーが2004年に更新。この2頭はのちにGI級を優勝するが、その後も条件馬のワンモアチャッターが、さらにGIII級で
ローゼンクロイツが更新するなど、レコードタイムが頻繁に更新されるようになった。
; 芝コース
: 1周1600m(Aコース)・1619m(Bコース)・1631m(Cコース)(内側の移動柵の位置によって3通り存在する)、直線314m、高低差2.9m
: 設定可能な距離:*1000m、1200m、*1700m、1800m、2000m、2500m、*2800m
: フルゲート:1700mは14頭、1000m、1800m、2500mは16頭、1200m、2000m、2800mは18頭(いずれもAコース使用時)
; ダートコース
: 1周1418m、直線312m、高低差2.2m
: 設定可能な距離:1000m、*1600m、1700m、2300m
: フルゲート:16頭(1600mは14頭)
; 障害コース
: 襷コースの長さ474m
: 設定可能な距離:2800m、3330m(Aコース)、3370m(Bコース・発走地点はAコースの3330mと同じ)、*3600m
: フルゲート:14頭
・
*印の距離の競走は、2009年現在施行されていない。芝1000m、1700m、ダート1600mについては出走可能頭数が他のコース設定より減るためである。なお、芝2800mは
1994年に
京都競馬場の改修工事による変則日程の関係で、通常では
阪神競馬場の芝3000mで行われる「
阪神大賞典(GII)」が1994年に中京競馬場で行われた際に設定された距離で、現在まで施行されたのはこの1回だけである。
開場当時は砂コースしか存在しなかった。砂コースは現在の
ダートコースとはやや異なるもので、当時の
重賞競走の記録等でも「砂」と表記されている。
1970年に砂コースが芝コースに改修され、遅れて調教用コースがダートコースに改修されている。かつては1コーナー付近にポケットがあり芝1400m・3000mの設定もあった。この距離設定は1993年のスタンド増築時に一時廃止されたが、2010年から2011年にかけて行われる改修工事の際に再設定される予定。
◆ 名古屋競馬株式会社
英文社名 Nagoya Horse Racing Co., Ltd.
事業内容 中京競馬場の土地建物及び諸設備を所有し、
日本中央競馬会に賃貸する不動産賃貸業
総資産 378億57百万円(2008年3月31日現在)
外部リンク http://www.meikei-nhr.co.jp/
中京競馬場の施設運営と管理は、名古屋競馬株式会社によって行われている。競馬法により東海地方に国営競馬(現在の中央競馬の前身)の開催場をという声に応えるため、
1952年8月に設立された。翌
1953年8月に競馬場が完成、農林省(現・
農林水産省)と施設貸借契約を結び、第1回国営中京競馬を開催することになった。現在は競馬場の他に競馬場近接地にある駐車場の管理・運営を行っている。
また、中央競馬に馬主登録しており、活躍した持ち馬に
グリーンサンダー(
佐賀記念勝ち)などがいる。勝負服は緑、青袖、白山形二本輪。
◆ アクセス
名鉄名古屋本線中京競馬場前駅から徒歩10分。2005年春季開催(5月〜6月)のシリーズから、競馬場西口とを結ぶ屋根付き通路(「フローラルウォーク」)ができた。
桶狭間の戦いで知られる桶狭間古戦場跡も近い。
なお、歩道・車道(片側1車線)は名古屋競馬株式会社の私道である。
◆ 主な競走